居間と仏間
柏屋の家人の使った部屋、今は質屋当時の参考資料の展示室となている。

 街道に面した居間、障子の向こうから旅人の声が聞こえて来るかと思われるような雰囲気がある。
 机の上には、この家の主人の使った算盤や硯がある。
  
 此の家で使っていた桐箪笥には質屋時代の質流れ品と見られる櫛、簪(かんざし)や梗概(こうがい)などがぎっしり、箪笥の上には、箱枕、野弁当箱など。
 
 仏間には、長火鉢・着物(この家の主人、おかみさんのもの)行灯等が展示してある。
    お歯黒道具と手鏡。
 昔、歯を黒く染めることは女性にとっての最高のお洒落はだったようだ。立派なお洒落グッズのセットが置いてある。
    日掛け貯金箱
 商家等では毎日この箱が回って来て、旅行貯金とか、もの要りの時の為に貯金をする風習があった。
        行灯と蝋燭
 夜の照明は主に行灯 。庶民は魚の脂を使ったので、悪臭が家中に充満したようだ。菜種油や蝋燭は高価で、柏屋のようにお金持ちでないと使えなかったようだ。
   
     手習いのお手本
 書道のお手本など昔の本は文字が大きい。
 家の中は今とは違って暗く、夜は行灯も非常に暗いため、大きい字でないと読めなかったからと思われる。ましてや老眼鏡も簡単には手に入らなかった次代だから。   
        
        香時計
 枠型にお香を入れ、香道を作りこれに火を付ける。線香が燃えていくと同じで、その燃えた長さで大凡その時間を計ったり、タイマーとして使っていたようだ。香りを楽しんで更に、時間も計れるという優れもの。テストの結果三時間で燃え終わることが分かった。

      背負い箪笥。
 商人が品物を入れてお得意さんへ運んだり、商いをしながら行き来するときに使った箪笥。だからどの引き出しにもしっかりと鍵を掛ける。
 火事の時には、背負って避難にも便利だったようだ。
 昔の人の知恵が一杯詰まった商用グッズだ。
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